2011年10月6日木曜日

系統樹と分類樹

独創的な宗教を作りたいと思う者は、宗教の系統樹ではなく、宗教の分類樹に新たな枝を追加するという考え方でそれを作るとよい。なぜなら、系統樹の考え方で作ることができるのは既存の宗教の亜種に過ぎないが、分類樹の考え方に依拠するならば、どこに空白地帯があるかということが明らかなので、独創的な宗教を作りやすいからである。

有神論を持つ現存のすべての宗教は、おそらく一神教または多神教のどちらかに分類され、どちらにも分類されない宗教は存在しない。したがって、一神教でも多神教でもない宗教を作れば、それは独創性の高いものとなるだろう。たとえば、神の一部分は神であり、神は無限に分割することができる、という教義を持つ宗教を作れば、それは一神教にも多神教にも分類することができず、かなり独創性の高いものとなるだろう。