2010年11月26日金曜日

宗教間対話による中間的宗教の生成

AとBという二つの宗教の間にさまざまな中間的宗教が連続的に存在している場合とそうでない場合とでは、そうでない場合のほうが、AとBの間に摩擦が発生しやすいと思われる。それが正しいとするならば、新たな中間的宗教の生成は、摩擦の解消に役立つだろう。

AとBの間に連続的な中間的宗教を生成するためには、Aの信者とBの信者による継続的な宗教間対話が必要である。対話の参加者は、自身の宗教の教義を相手に提示するとともに、相手が提示した教義のうちで、受け入れてもよいと思われるものを自身の宗教に追加する。そのようにして、対話の参加者は、新たな中間的宗教の信者となるのである。